飼育書

飼育書は必ず購入し、いつでも読めるよう手元に置いておきましょう。
ハムスターの質問掲示板などでは、飼育書に書いてある事を質問する人がたくさんいます。
飼育書に書かれている事は「基本中の基本であり、守らなければイケナイ事」ですが、
記載された内容に問題ある飼育書を参考にしたのでは意味がありません。

「ハムスターのためにできるコト」の第一歩は、良質な飼育書を見つけ読むことです

★飼育書やハムスター関連書籍の中には、デタラメな事が記載されている悪質な書籍も存在します。
デタラメは言い過ぎかもしれませんが、酷い内容の書籍が存在するのは事実です。
また、出版年が古い物は、当時の間違った飼育方法が記載されたままになっているので注意が必要ですが
最新の出版物でも、「赤目ジャンガリアン」などと存在しないハムスターを平気で紹介していたりするので、
できる限り購入前に、ザッと目を通してみることをお薦めします。

飼育書あるいはハムスターに関する書籍は、できる限り書店で実際に内容を確認してから購入して下さい。

【そろえておきたい お薦め飼育書】

                   



はじめてのハムスターの育て方

監修:LUNAペットクリニック潮見 院長 岡野祐士

ちょっと見は子供向けっぽく感じますし、事実、子供にも読みやすいです。
しかし内容は、シッカリと書き込まれていて、実に頼もしい本です。
「保定のしかた」を写真付きで掲載しているのも良心的です。

                   



かわいいハムスターの飼い方

監修:エキゾチックペットクリニック 院長 霍野晋吉

ハムスターに与える食事の種類や、さまざまな病気に関しての記述など
読み応えもあり、確実に役に立つ1冊です。

                   



かわいい!たのしい!ハムスターの育て方

監修:アーリン動物病院 院長 中村ちはる

病気やケガの時の対処法など役立つ情報の他、マンガでの体験談など
すぐに手にとって読みたくなります。

                   



ザ・ネズミ―マウス・ラット・スナネズミ (ペット・ガイド・シリーズ)

著者:大野瑞絵 (小動物ライター/1級愛玩動物飼養管理士)
医学監修:三輪恭嗣 (みわエキゾチック動物病院 院長)

基本的にはマウスやラットなど “ネズミ” に関する専門書ですが、ネズミの仲間であるハムスターにとっても
飼育方法から栄養管理、医学に至るまで参考になる事がたくさん記述されています。
ネズミとハムスターの生態の違いを明確に区別でき、ハムスターには通用しない事柄を分別できる人には
今現在、一番お薦めできる書籍です。

                   



ハムスターの学校

著者:すずき莉萌 (1級愛玩動物飼養管理士)
獣医療監修、一部執筆:七田貴代子 (横浜ねこ病院 勤務)

学校の時間割に見立てて、ハムスターの基礎から飼育における注意点などを記載
イラストも多用されてはいますが、基本的に文字中心の記載なので
子供には読み難いけれども、大人には解り易くてためになる記述が多いです。

                   



かわいいハムスター 飼い方・育て方

監修:田園調布動物病院 院長 田向健一

基本的な飼育方法の他、動物病院の選び方や症状の伝え方など、珍獣さえも診療する獣医ならではの的確なアドバイスが載ってます。
症状ごとの原因と治療法なども分かりやすく解説しているので、病気の早期発見にも役立つ手引き書です。

                  

小学生でも安心! かわいいハムスターの飼い方・育て方はじめてBOOK (コツがわかる本!)

小学生でも安心! かわいいハムスターの飼い方・育て方はじめてBOOK (コツがわかる本!)

監修:城西ヶ丘ペットクリニック 院長 大庭秀一 

小学生(低学年)向けに編集されているので、すべての漢字にふりがなが付いています。
保護者に向けた注意書きもあるので、保護者が子供と一緒に読んで、子供に飼育方法を教えるといった使い方が良いでしょう。
小学生のお小遣いで買うには高価なので、保護者が買い与えて子供に「動物を飼うことの責任」を教えてください。

【飼育に役立つ情報書籍】
                   
                   



小動物ビギナーズガイド ハムスター

著者:大野瑞絵 (小動物ライター/1級愛玩動物飼養管理士)

基本的な飼育方法の他、さまざまな飼い主さんからのアイデアや工夫を掲載
他の飼い主さんが、どんな飼育をしているのかが分かります。
※あくまでも飼い主の自己流になるので、アイデアを取り入れるか否かは よく考えて行ってください。

                      

ハムスターの救急箱 100問100答

ハムスターの救急箱 100問100答

著者:大野瑞枝 (小動物ライター/1級愛玩動物飼養管理士)

質問掲示板やコミュニティサイトなどで初心者が問いかける“よくある疑問”を網羅しています。
日頃から勉強している人なら必要のない本ですが、掲示板をよく利用する「教えてクン」には必需品です。
ですが・・・漢字にふりがながふってないので、この本を必要とする低年齢層には読みにくいかも。。

         



Dr.野村のハムスターに関する100問100答

著者:野村潤一郎 (野村獣医科V CENTER 院長 )

「ラットとマウスとハムスターの違いは?」「脱走したハムスターは野良として生きていけるか?」
飼育書には書かれていないハムスターの謎を獣医の視点から解答しています。
※人間の性癖にも多々触れているため、未成年者にはお薦めできません。

          



ハムスター学入門

著者:斎藤久美子 (斎藤動物病院/さいとうラビットクリニック 院長)

獣医師向け専門誌に掲載されていたハムスター医療のノウハウです。
解剖学・生理学・臨床手技など基本医療から、疾病例と治療例が載っているので大変参考になります。
腫瘍の摘出手術などがカラー写真で掲載されているので、医療的観点で見ることの出来る人にはお薦めです。

        

 

ハムスター―ハムスターの飼育・医学・エサ・生態・歴史すべてがわかる
 (スタジオ・ムック―Anifa books-わが家の動物・完全マニュアル-)


飼育用品選びから飼育方法などを写真やイラストを多く使い解説しています。
また病気に関する項目も他の飼育書と比較して多めに掲載しているのも特徴で、症例に関する記事は
ハムスター治療で有名な獣医師が診断結果や予防法を執筆しています。
絶版になってからだいぶ経つ本書ですが、いまだに人気があるようです。

        

飼育書ではありませんが、動物を飼育するうえでの大切な心構え・飼い主としての責任など
必ず知っておかなければならない情報が載っています。
良識ある飼い主であれば分かっている事でも、単に「かわいいから」というだけでペットを飼い始めた人は
ぜひとも熟読して、命を預かる責任を知ってください。

獣医ドリトル



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